こんにちは!運営チーム/インフラエンジニアのnaya(@NayaTaiyo)です。6月にSESから自社開発企業であるSATORI株式会社に転職しました。その感想を振り返りたいと思います。
転職したきっかけ
前職では、SESのインフラエンジニアとして勤務していました。主な業務はオンプレミス機器の運用・保守で、手順書の修正や顧客提出用の資料作成も担当していました。
常駐先は規模の大きな企業で、完全に整備された手順書通りに作業を進めるのが中心でした。エンジニア界隈では驚かれるかもしれませんが、生成AIの利用は禁止されており、社用PCでブログ記事の閲覧すらできない環境でした。個人的には、エンジニアとして非常に働きづらい環境だったと思います。
こうした業務を続ける中で、「本当に自分がやりたかったのはこれなのか?」と疑問を抱くようになり、転職を決意しました。もちろんSESでも案件によっては業務範囲や裁量は異なりますが、案件入場時の契約でできることが限定されることも多くあります。そこで、より幅広い業務に携わり、一人ひとりの裁量が大きい自社開発企業への転職を選びました。
転職するまで
自分の技術力を伸ばし転職するためにも、TechBullのFounderである@adachin0817さんからインフラ/SREのロードマップで技術をフォローしてもらい、1on1を定期的にしていただきました。ある日課題を受ける中で、「だいぶ自走力と仮説を組み立てるの良くなってきたから、そろそろ転職活動してもいいと思う。」とadachinさんから言っていただいたのをきっかけに、今年の2月ごろから、転職活動を始めました。転職活動を行う際に使用したのがFindyとWantedlyです。
こちらは転職時のポートフォリオです。こちらに加えてAWSやTerraformの学習を行なっていました。
カジュアル面談を受けて全部で15社前後受けたと思います。その中で本選考まで受けたのが5社でした。色々な企業の話を聞いていく中で特に興味を持ったのがFindyでご紹介いただいたSATORI株式会社でした。Findyでは「ユーザーサクセス面談」という転職活動のサポートを受けられ、キャリアの壁打ちをしてくれます。あの時はとても助かりました!
SATORI株式会社に興味を持った理由
SATORI株式会社は、匿名の見込み顧客にも接点を創出できる国産のマーケティングオートメーションツール(MAツール)を開発・提供している企業です。
<SATORI株式会社 概要>
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事業内容:マーケティングオートメーションツールの開発・提供
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設立:2015年9月
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所在地:〒150-0001 東京都渋谷区神宮前6-19-20 プレファス神宮前 9F
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資本金:45億2,320万円(払込済資本)※2025年3月末時点
特に自分が興味を持ったのは、AWSやコンテナ技術を活用している点や、ウェブ開発の領域にも幅広く挑戦できる環境があることです。そして何より、「SATORI」というプロダクト自体に大きな魅力を感じました。
SATORI株式会社の選考フロー(中途採用の場合)
選考フローは以下の通りでした。
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- カジュアル面談
- 1次面接+技術テスト (Web)
- 最終面接(対面)
中途採用の場合は、選考フローのなかで実際に配属予定のチームメンバーとの面談に加え、採用担当の方とのフォローアップ面談があります。ここでは、双方の認識のすり合わせや、「SATORI」というプロダクトについて詳しく話を聞くことができます。
一般的によくあるのは、日常業務ではあまり関わらないCTOやPMなど、上位ポジションの方との面談のみですが、僕の場合はそれに加えて、最近入社したばかりで実際に業務で関わるメンバーともお話しさせていただく機会を設けていただき、「入社後の様子」をリアルに聞くことができました。
また、開発チームは特に年齢層が若く、20代が多めです。ただし、30〜40代の方も在籍しており、どの年齢層でも参入しやすい雰囲気があります。
- オフィス
転職して感じたこと
実際に転職して良かった点は、エンジニアとしてやれることの幅が広がったことです。インフラエンジニアとして採用されましたが、これまで触れたことのなかったRailsにも業務で挑戦する機会をいただけました。一方で、想像以上にチームメンバーの知識量が豊富なため、「もっと頑張らなければ」と思う毎日です。
他にも、他部署のメンバーとランチを楽しむ「シャッフルランチ」や、業務終了後に開催される「ボードゲーム会」など、部署の垣根を越えた交流イベントもあります。月一程度で行われており、チームや部署を超えてコミュニケーションも取りやすい工夫があり、SATORI株式会社ならではの取り組みで面白いなと感じました。
TechBullの経験でSATORIで活かせていること
- TechBull LT大会より
技術力という面はもちろんですが、その中でも特にソフトスキル(コミュニケーション能力)の面で多くの学びがありました。昔の僕は「技術さえあれば、人とのコミュニケーションなんて必要ない」と思っていた部分がありましたが、TechBullに加入し、様々な人と会話したり、苦労している人の話を聞いたりする中で、その考えが大きく変わりました。
SATORIでは社内イベントがとても活発で、僕自身も多くの人と関わる機会が増えました。それまでは、つい偏見や決めつけで人と接してしまうこともありました。「この人は自分と考え方が違うな」とか、「自分にはこういうのは向いていないな」と思い込んでしまっていたんです。
でも実際に話してみると、そんな先入観はただの思い込みにすぎないと気づきました。やってみなければ分からないことがあるし、会話して初めて分かることもたくさんあります。そして、お互いを尊重し合うことで、いい仕事につながるんだなと感じています。
この経験を通して、元々、人前で話すことがあまり得意ではありませんでしたが、社内外のイベントにも積極的に参加し、交流を重ねることで、それらも楽しめるようになり、以前の自分よりも「新しいことに挑戦する」という行動力の面で成長できたと思いますし、このように楽しめているというのはTechBullに加入したからこそだと思っております。
まとめ
SATORI株式会社に転職して、まだ2ヶ月ということもあり右も左もわからない状態なのですが、少しでも早く皆さんに貢献できるように精進していきたいと思います。現在は、「SATORI」のアーキテクチャの理解のためにもRailsを学習中なのですが、将来的にはフルスタックに携われるようになりたいと思っております。
以上、ありがとうございました!!最後にTechBullのイベント告知になりますが、11月にAWSでLTイベントが予定されているので興味のある方はぜひ参加ください。ゲストが豪華という噂も!

2000年生まれ。社会人3年目のインフラエンジニア。業務で実際に手を動かしてIT技術に触れることが少なく、技術力を身に着けるためTechBullに参加して日々スキルアップ中。コツコツと学び続け、自社開発企業への転職も実現。やってみたいと思ったことはまずやってみるというチャレンジ精神を大切にしている。