初カンファレンス!SRE Kaigi 2025に行ってきた!

はじめに

こんにちは!インフラエンジニアのnaya(@NayaTaiyo)です。今回は、SRE Kaigi 2025に参加してきた感想をまとめてみました。

参加のきっかけ

我々、TechBullコミュニティマネージャー/メンターの安達さん(@adachin0817)も登壇するとお聞きし、良い機会だし行ってみようと思ったのがきっかけになります。

漠然とSREについて理解はしていたのですが、具体的にどのような取り組むをしているのか?というのを学べるというところと単純にセッションで興味のあるものが多かったので、TechBull運営メンバーは僕含めて4人参加しました。

参加したセッション

  • 10:35 – 11:05 Site Reliability Engineering on Kubernetes
  • 11:20 – 11:50 実践: Database Reliability Engineering ~ クラウド時代のデータベースエンジニアの役割 ~
  • 12:05 – 12:35 もっとSREの裾野を広げるための初学者向け技術研修設計
  • 12:45 – 14:20 昼休憩+ブース周回
  • 14:20 – 14:50 横断SREの立ち上げと、AWSセキュリティへの取り組みの軌跡
  • 15:05 – 15:35 SREじゃなくてもできる!インシデント対応で鍛えたCREチームの5年史
  • 15:50 – 16:20 AWSにおける横断的なログ分析とコストの管理
  • 16:35 – 17:05 監視SaaSの運用におけるObservability改善の歩み
  • 17:10 – 17:40 あなたの興味は信頼性?それとも生産性? SREとしてのキャリアに悩むみなさまに伝えたい選択肢
  • 18:10 – 18:25 LT大会A

会場のナレーション

事前の告知で知ってはいましたが、会場のナレーションが杉田智和さんだったんです!私の世代ではアニメ「銀魂」が特に人気で、杉田さんといえば「坂田銀時」の声が真っ先に思い浮かびます。

普段のアニメではコミカルなセリフが多い杉田さんですが、この場では落ち着いたトーンでナレーションをされていたため、最初は杉田さんの声だと全く気づきませんでした。登壇者の方々の名前が杉田さんの声で呼ばれるのを聞いて、少しうらやましかったですね。

印象に残ったセッション

  • Site Reliability Engineering on Kubernetes nwiizoさん

最近私がKubernetesについて学習していたこともあり、このセッションには始まる前から特に興味がありました。セッションでは、SRE(Site Reliability Engineering)の観点から、Kubernetesをどのように運用しているのか、またどのようなツールと連携させて活用しているのかについて詳しくお話しいただきました。

Kubernetesに関連するCI/CDツールについてはあまり詳しくなかったのですが、このセッションを通じて、Kubernetes環境でのベストプラクティスをいくつか学ぶことができました。例えば、PrometheusとArgo Rolloutsを組み合わせることで、Kubernetes環境における監視とロールアウトの自動化を効果的に実現できることを知りました。

また、Kubernetesに関連するCI/CDツールについても今後は少しずつ学んでみたいという気持ちが芽生えました。

  • もっとSREの裾野を広げるための初学者向け技術研修設計 Kento Someyaさん

GMOペパボ様の新人研修を例にSREの初学者へ向けてお話しいただけました。

コンテナ環境の構築から実際に構築したコンテナ環境に向けての監視、さらには障害発生時の対応までを一貫して行うという内容で、その技術レベルの高さに驚かされました。

特に印象的だったのは、自分の成果物について言語化して説明する姿勢です。ただ技術を習得するだけでなく、それを深く理解し、他者に伝えられる形で整理することまで徹底している点です。これを通じて、技術を「ものにする」ことの難しさを改めて実感しました。

また、技術を具体的に言語化することの重要性を改めて実感しました。言語化は、自分の理解を深めるだけでなく、周囲とのコミュニケーションや成果を共有する際にも欠かせないスキルだと感じます。筆者自身、言語化して相手に伝えるのが得意ではないため、とても参考になりました。

それから、発表の中で「成長を実感できた例」として、自宅サーバーを立てる話が挙がっていました。やはり、ハンズオン形式の実践が最も身につきやすい方法なのだと改めて考えさせられました。

  • 横断SREの立ち上げと、AWSセキュリティへの取り組みの軌跡 米内 貴志さん、安達 涼さん

このセッションでは、Findy SREの安達さんとShisho Cloudを展開しているFlat Security CTO米内さんが、ファインディ様のAWSセキュリティに導入されるまでの事例をもとにお話しいただきました。

近年、脆弱性が増加傾向にある中で、セキュリティ対策への意識向上やリスクへの注目を重要視されているとのことで、ファインディ様では複数のセキュリティツールを試験運用したそうです。その結果、クラウド周りのプラットフォームに最も適したSaaSとして、Shisho Cloudを採用したとのことでした。

特に私がShisho Cloudに対して便利そうだなと思った点は、以下の2つです。

リスクの即時可視化 リスクが見える化されることで、迅速な対応が可能になる点。
導入の容易さと検出結果の早さ、スムーズに利用を開始できる点や検出結果の速さによる問題の早期解決が可能になる点。

脆弱性を狙った攻撃が現実に起きた場合、いかに迅速に対応できるかが重要だと考えており、これらの機能は非常に適していると感じました。

  • あなたの興味は信頼性?それとも生産性? SREとしてのキャリアに悩むみなさまに伝えたい選択肢 (草間 一人 (jacopen)さん)

最後に、SREとプラットフォームエンジニアの違いについて学ぶことができたセッションをご紹介します。これまでSREについては「ざっくりと業務内容を理解しているつもり」ではあったものの、具体的なイメージは曖昧でした。しかし、このセッションでは、SRE(Site Reliability Engineer)とプラットフォームエンジニアの違いにフォーカスして、それぞれの業務内容や役割について詳しく説明があり、とても勉強になりました。

特に、プラットフォームエンジニアに向いている方の特徴をたとえを交えて分かりやすく表現しており、具体的なイメージがつかみやすかったです。また、セッション中にマイクトラブルが発生した際も、登壇者がアドリブで対応しており、さすがだなと思いました。

さらに、このセッションを通じて、「もしかしたら自分はプラットフォームエンジニアのほうに興味があるのではないか?」と新たな可能性について考えるきっかけになりました

会場の様子とブース周り

入り口付近には看板がありました!「SRE」という文字が強調されていて鮮やかな色合いでかわいらしいデザインですね~

会場に「あなたの2025年 SREの抱負は?」というボードが用意されていて、たくさんの人が目標や抱負を書き込んでいました。SREではないけれど目標を書いてみました(笑)

以下ブースにお邪魔させていただいた際に撮影したものです👇

心残りは、srest様のおみくじでリベンジを挑んだのに、2回連続で小吉だったことですね~ただ驚いたのは、中の文言がしっかりと作り込まれていて、1回目と2回目で内容がちゃんと違うということです。

まとめ

本当に楽しかったですね!!学びになることが非常に多く、モチベーションが一気に高まりました。お昼は三田製麺所でココナラのゆーたさん(@yuta_k0911)とご一緒しました!!

実際に試してみたいと思うツールもいくつか見つかり、特にKubernetes関連のツールには大きな興味を持ちました。これを機に、自分でも試してみようと思います。ただ、まだ勉強不足で理解が追いつかなかった部分もあったので、今後も継続して学んでいきたいと思います。

今回のカンファレンスは、私にとって初めての参加でしたが、とても良い経験になりました。登壇された方々、運営の皆さま、そしてブースで対応してくださった方々、本当にお疲れ様でした。おかげさまで、とても充実した時間を過ごすことができました!!

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